第6次日本旅行記

赤貧。

10日 11日 12日 13日 14日 15日 16日 17日 18日 旅行後記


何とか無事に行って来ました。兵役の為に1年半ぐらい海外へ全然行けない時期があって、それが終ったらいつでも行けるだろうと思っていたんですが、プーにはなかなかビザが下りないという手強い伏兵にあって(笑)、周りの人々にも一杯心配をかけましたが何とか無事に行って来たなと今これを書きながらしみじみと感動していたりします。
いや、なんか前回の旅行記読んでみたら次のは20世紀最後のコミケットか、21世紀最初のコミケットの時になるだろうと書きましたが、思ったより早く行けた事になりましたね。何せあの旅行記を書いてから1ヶ月も経たない内に兵役に入ったものですから(笑)

とにかく、今度の旅行で感じた事や思った事の中で、特に印象に残ったのを三つくらい選んで少々書いてみます。
いつものように(?)若干へヴィーな雰囲気の話も少しあったりしますが、あまり気にしないで下さると大変ありがたいです。

1.常識な話。
常識というのは案外難しいものです。
そういうのって一々言わなくても判るから常識と言うんでしょう?と言われるかも知れませんが、そういうのは当たり前ですがその集団の間に暗黙の約束というのが事前に出来ているからです。
こういうシステムは大概は子供の時からの教育と学習によって出来るもので、違う環境で育った異文化の人々にはやはりわかり難い物です。
モラルに関しては常識よりは多くの文化圏で一般化出来る特徴を持っていますが、それでも国々によってかなり違います。
これはこの国ではあまり問題にならない行為が他の国ではかなり無礼な行動だったり、自分は常識だと思っている行動がある所では物凄く非常識な行動になり得るという事です。
この時私のような異文化の人に難しい所は殆どの人は他人が何か欠礼があった時、心の中でそれを非難したりする事があっても余程の事が無い限りあまりそれを直接相手に「そういう行為は良くない」と伝えてくれない所にあります。その原因は大概そういう事を話す事自体も馬鹿げてると思う事が多い所が一つで、こういう事を話す事がまた欠礼になるんじゃないかという遠慮と心遣いが一つ、もう一つはそういう事も判らんのかという呆れが一つです。
という事で私は向こうにいる間物凄く多くの無礼な行動をして来たんじゃないかという考えをいつも心の中で抱いていたりします。私はもともとあまり礼儀正しい人間ではありませんので実際の所その行動の多くは元々の不徳な人柄のせいかも知れませんが、やはり知っていて過ちをおかすのと知らずにやるのとは大分違うものだと思います。
ですので、向こうでお会いした方々の皆様。もし、私の行動で何かの非礼がありましたならこの場を借りて謝ります。次お会いする時は何処が間違っているのかその場で教えてください。

2.東京を歩く事。
私は歩く事がかなり好きです。ソウルにいる時も時間にさえ余裕があれば普通あんまり歩こうとしないような距離でも平気に歩いて行ったりします。何の特別な目的も無くただ町や人々を見ながら歩くというのは結構面白い体験で、ドタバタとしたただ目的地だけをグルグルと回る日常や旅行では見えて来なかった色んな所が見えて来るものです。
実は昔北海道に2週間くらいいた時も結構のんきにあっちこっち歩き回ったものですね。ちなみに札幌なんか本当に小さな町ですから、ふらふらっと歩いてると大体の所は殆ど歩いて行けました。私がいたのは、丁度今度東京にいたような8月の中旬でしたが、あそこの夏は本当に過ごしやすくて、住み心地も良いし、歩いていて本当に気持ちの良い町でした。
という事で東京をぼーっと歩いてみたいというのは個人的には結構昔から持っていた希望だったんですが、実際の所なかなか叶う事は無かったのですが、今度の5回目の東京訪問でようやく叶ったという事です。
結論から言えば東京もかなり歩き心地良い町でした。普段あそこに住んでる人々はあまり感じない事かも知れませんが、市内でもあれだけの緑と川があって、それがまた灰色の建物達と妙の調和して、かなり異様な雰囲気を出してる何とも独特な所でした。
あと、日本を行く度に思うのですが、町を歩く人の為の配慮が本当に良くなさっている所ですね。これは単に韓国の方が酷過ぎるのかも知れませんが、青の信号灯の時間なんか韓国の3倍以上あるし、道を渡るときも地下道や陸橋より横断歩道の方が圧倒的に多かったり、殆どの道に目の見えない人の為の配慮等が出来ている所等が何とも私を感心させるものでした。車の騒音もあまり無いし、所構わずクラクションを鳴らせる乱暴な運転者もあまりいない。いや、向こうの人が韓国で住む事になったらこの切羽詰った感じの町と人々にきっと驚くでしょう。こっちは皆何かに追われているような雰囲気が何となく出てますからね。
とにかく、知らない町を歩くのは楽しい事です。もし次の機会があったらあんな市内じゃなくてもう少し生活感のある所を歩いてみたいものですね。

3.天気予報
今の科学で天気予報をやるという芸当は不可能に近い…というのは判っていたつもりでしたが、それでもよくよく間違うものですね。韓国でいつも天気予報を間違って台風の被害とかが大きかったりした時に言い訳みたいに我々にも先進国みたいにあ〜んな装備こ〜んな機器があればもっと正確に予測出来ますよと言ってるのを観て、じゃあ日本はどうかな〜と思ったんですが、やはり駄目でした。^^;。
う〜ん、何か晴れると言ったら降ってくるし、降ると言ったら大丈夫というオチを9日ある間に3,4回経験したらなんか妙に納得してしまいました。^^;。そういえばどっかの科学コラムで100%確率の天気予報というのを宇宙の全ての力を説明出来る一つの理論の発見や、人体タンパク質の完全分析くらいのレベルの発明や発見に分類したのがありましたね。やはり世の中にはまだまだ判らない物が多いものです。



これくらいですね。それ以外はう〜む、同人関係では最近よくよくなんだかんだ言われる「Yahoo Auction」とか、同人系の商業化とかも気になったりしますが、わざわざ私なんかがとやかく言わなくても皆それなりに考えてる事があると信じます。
それから、今度は滞在期間が長かった分、色々と個人的な考え方の整理等も出来る良い機会となりました。旅行の大きな役割の一つはこういうリフレッシュの役割じゃないでしょうか。

次の旅行は一応12月27日から31日からの予定で行くつもりで、飛行機の予約とかももうしておいたんでうが、もしかしたら経済的な問題で行けなくなるかも知れません。まあ無事に行けたらまたまたこのサイケな旅行記のシリーズは続くでしょう(笑)。



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